CGができるまで・1
〜下準備と線画〜

  
今回はPhotoshop Elementsを開いて直に線画を描きます。

まず最初にスキャナで下書きラフ画を取り込みます。
解像度は300pixel、ファイルサイズ軽減の為、グレーで取り込みました。
web用では72pixelでいいそうですけど、印刷では300pixelあった方がいいという事なので。
それに大きく描いて、小さく縮小した方がキレイに見えますし(笑)

取り込み方法はスキャナーによって違うので省略。
何も凝ったことはしていませんです。

←取り込んだ下書き。
全体的にグレーっぽくて、余分な線がありますね。


余分な余白を「なげなわツール」で囲い
【編集>塗りつぶし>描画色(事前に白を選択)】で塗りつぶします。


残った部分は【画質調整>明るさコントラスト>レベル補正】で線をはっきりさせます。

白△を左に動かすと白味が増します。
グレー△も同時に動かし微調整して、お好みの線にして下さい。
←こんなかんじ。
  今のままではラフ画が「背景」になっていると思うので、レイヤー化します。

【レイヤー>新規>背景からレイヤーへ 】でテキトーに名前をつけたらOKを。
ラフ画背景がレイヤーに変わりますがっ…

私は背景のラフ画を直接レイヤーに変えるのは気がひけるので、複製してレイヤー化させます。
その方が簡単ですし。

背景のサムネールをのところにドラッグしたまま持って行き、で離します。
すると「背景のコピー」という名前がついたレイヤーが複製されます。
先ほどのラフ画レイヤーの上に新規レイヤーを作成します。
「レイヤー1」となっているハズです。
このレイヤーに線画を描くっすね。

そして線画を作成する時は「背景のコピー」の不透明度を下げて線画を描きやすくします。
数値は見やすいところで。

ただ下げるだけだと、その下にある「背景」が透けて見にくいのでその下に、
新たに土台となる「レイヤー2」を作成します。
作成したら白で塗りつぶします。


線画作成の時は【ブラシツール・3pixel・不透明度100】
色はグレー(R125・G125・B125ぐらい)で描きます。
この時、筆圧感知入力だけはONにします。

フォトエレ2.0は「タブレットサポート」とか書いてあると思います。
ONにすると不透明度とカラーがどうなるかは未確認です、スミマセンι

いよいよ描くですよ。
「レイヤー1」に戻り、薄くなった下描きを頼りにキレイな線を引きます。

線はうまく描けないので描いちゃ消し、描いちゃ消しの繰り返しですι
筆圧感知入力をONにすると、髪の毛を描く時に強弱のついたキレイな線が描けます。
こんな感じ。

髪の毛は特に描いては消し…が多いので、
新規レイヤー「レイヤー3」 を作成して髪の毛だけ別に描きます。
完成後「レイヤー1」と合成します。
こんなかんじでちゃきちゃき描きました〜完成です。

小物類は後でつけ付け加えるので、線画には描きませんでした。

画像を統合してPainter Classicで開ける形式で保存します。
その前に【イメージ>サイズ変更>画面解像度】で
ファイルサイズを横1000pixelにします。
小さすぎても描きにくいし、大きすぎても動作が遅いので、
その位がちょうどいいかと。


私は「pict」で保存しているのですが、
コレってMacだけのフォーマットなんでしょうか…?
私はその他に「psd」形式でも保存します。
貧乏性なので下書きのラフ画は捨てられないんですι


ちなみに…
カラー線にしたい方は【イメージ>モード>RGBカラー】で変更してから描いて下さい。
たぶん「画像を統合しますか?」みたいなダイアログが出ると思いますけど
「しない」を選択して下さいな。
 
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